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住宅ローンの変動金利と固定金利。変動金利が向いている人、固定金利が向いている人とは?

変動金利と固定金利 ライフステージにフィットするセレクト方法

変動金利がピッタリ合う人

変動金利というのは、固定金利より金利が低めに決められていますが、「金利がアップすると返済額が増えてしまう」「金利の動向で返済額が変わるので、返済計画を立てにくい」というマイナスポイントがあります。これを受け、次にあげるような人は変動金利がピッタリ合うと言えるでしょう。

・返済期間が短いので、金利上昇のリスクはちっちゃいと思っている
・借入金の額が収入に対し小さいため、金利の変動リスクがちっちゃいと思っている
・手持ち資金があるため、金利が上昇したら繰り上げ返済でリスクを回避することができると思っている
・今後も低金利が続き、金利が大きく引き上がる可能性は低いと思っている

また、共働きをしていて世帯収入が多くある人や、子どもがすでに独立をしている人等は、「変動金利にして金利負担を削減し、金利上昇時には繰り上げ返済を上手く利用する」などの創意工夫をするといいでしょう。

固定金利がピッタリ合う人

固定金利は変動金利と比べて金利が高めに設定されていますが、「市場の金利動向に関わらず契約時の金利が完済まで続く」「契約時に返済額が決定するため、完済までの返済計画を立てやすい」といったメリットが存在します。これを受け、次にあげるような人は固定金利がピッタリです。

・金利の動向に影響を受けたくないと思っている
・プランを立てて返済をしたい
・返済期間が長いので、将来の金利上昇が大きなリスクと思っている
・これから金利がアップする可能性があると思っている

また、お子さんがいる世帯というのは、教育費や進学費用などが要されてきます。その時期に金利が引き上げられて返済額が増えると、返済計画がアンバランスになってしまうため、「お子さんが独立するまでは固定金利にして、家計のやりくりを優先させる」などといった創意工夫するといいでしょう。

思い悩んだ時は固定金利期間選択型やミックス金利もあり

変動金利と固定金利のいずれにするのか思い悩む場合には、変動金利と固定金利をミックスさせた固定金利期間選択型やミックス金利もラインナップに入れると良いかもしれません。融資の担当者にお願いすれば毎月の返済額や返済総額をシミュレーションしていただけるため、いくつものプランを比べてみるといいでしょう。

経済状況が変化したら借り換えも検討 その際の留意事項について

新しい住宅ローンを活用して、このところ借りている住宅ローンを完済することを「住宅ローンの借り換え」と呼びます。現在利用している住宅ローンより良い条件で利用可能な場合には、次にあげるタイミングで借り換えを検討すると良いでしょう。

変動金利のケース:金利の上昇が予測できるときに固定金利の住宅ローンに借り換える

金利が上昇すると、毎月の返済額や返済総額が増大してしまいます。これを受け、「金利が上昇したら返済が困難になりそう」と感じ取ったときには、固定金利や固定金利期間選択型の住宅ローンに借り換えると、金利上昇のリスクの備えをすることが出来ます。

固定金利のケース:金利が低下した時に金利が低い住宅ローンに借り換える

市場の金利が低下し、この先も低金利が続くと予想されるケースでは、金利が低い住宅ローンに借り換えることで返済総額を減少させることができます。新規の借り入れは変動金利の住宅ローンや、現在よりも金利が低い固定金利の住宅ローンなどが存在します。

住宅ローンを借り換えるときの注意点

金利の動向を見て住宅ローンの借り換えをする場合には、次の点に注意する必要があります。

金利の予想はハードルが高すぎる

将来の金利を予想するのはハードルが高いです。「固定金利に借り換えたらより一層金利が低下してしまった」「変動金利にしたら金利が引き上げられてしまった」ということがあることを押さえておきましょう。

金利が上昇する時には、変動金利と固定金利の双方が一緒に上がる

金利が上昇を始めたため、変動金利から固定金利に借り換えをするケースでは、そのタイミングで固定金利の金利が相当アップしている可能性があります。「借り換えたときの金利が天井で、返済を開始したら金利が下がり始めた」ということも予見しておきましょう。

借り換えには手数料が必要、開始するにあたりシミュレーションをしましょう

住宅ローンを借り換える時には、繰り上げ返済の手数料や新しい住宅ローンの申し込み手数料などを欠かすことが出来ません。事前に返済のシミュレーションをして、借り換えの前と後でどれだけ支払い総額が半減するのか、手数料を差し引いてプラスになるのかなど、細部に亘ってチェックしてみておくことも大事です。

住宅ローンを決定するときには、変動金利と固定金利の各々の特徴やメリットデメリットを了承した上で、自分たちの暮らしやライフスタイルにはいずれの方が合っているのかを考えてみてください。

まとめ

変動金利と固定金利には各々メリットとデメリットがあり、いずれの方がお得とははっきりと言えず、ユーザーの借入金額や返済期間、ライフプランなどによって各々違います。

変動金利は低金利のメリットを受けることができるにもかかわらず、市場の金利動向の影響を受け易いことから、返済期間が短い人や、借入金の額が収入に対し小さい人、手持ち資金に余裕がある人などにあっている

固定金利というのは、市場の金利動向に影響されることなく、完済までの返済計画を立てやすいことにより、金利上昇のリスクを抑えながら、計画的に返済を続けていきたいと考えている人などにピッタリ合います。

住宅ローンご検討の際にはぜひご検討ください。