クラウド会計の人気ソフト「マネーフォワード」「freee(フリー)」、いずれも新しくハイセンスなユーザーインターフェースで、わかりやすくて使い勝手が良い設計が注目されています。すでにあるちまちましたインストール型会計ソフトとは一線を画します。こちらの2つの個人事業主向けの会計ソフトを多種多様な角度から比べてみました。
マネーフォワードとは?
家計簿アプリ「マネーフォワード ME」というのは、銀行口座やクレジットカード、電子マネーに証券口座、ECサイトやポイントなどあなたのお金を纏めて自動で簡単に管理。いつどこででもスマホで残高や支出入を確認できます。
freee(フリー)とは?
0円から使用OKなシェア No.1 のクラウド会計ソフト freee(フリー)。はじめての決算書作成や確定申告も、カンタンにトライ可能です。中小企業の経理・会計をオートメーション化し、時間を節減。消費税増税やマイナンバー制度だったり税制・法制改正に0円で自動対応しているので安心できます。
料金・スペックの比較
マネーフォワードにつきましては2020年6月2日に、freeeは2020年5月1日に、各々プラン改定がありました。 下の表は、変更後の最新情報を表示しています。
マネーフォワード | freee | |
---|---|---|
料金設定 (税抜) |
フリープラン 無料
パーソナルミニ パーソナル パーソナルプラス |
無料プラン データ保存1ヶ月
スターター スタンダード プレミアム |
金融機関 取引自動取得 |
〇 | 〇 |
サポート | メール、チャット (電話サポートは「パーソナルプラス」でのみ対応) |
メール、チャット (電話サポートは「プレミアム」でのみ対応) |
他社ソフト からの 乗り換え |
弥生会計、勘定奉行、会計王、やるぞ!青色申告、freeeなど CSV形式でインポート |
弥生会計、会計王、マネーフォワードなど CSV形式でインポート |
共有 | 上限なし (※「パーソナルミニ」は不可) |
3人まで無料(※「スターター」は不可) 4人目以降、1人あたり 360円/月(スタンダードのみ) 3,600円/年 |
連携サービス | クラウドワークス ランサーズ イーコンテクスト STORES Square 楽天ペイ EC-Orange POS Airレジ カラーミーショップ BASE (ベイス)など |
楽天Edy GMOイプシロン Airレジ ユビレジ モバイルSuica スマートICOCA PiTaPa nanaco ASKUL Amazonなど |
金融機関の情報取得というのは、マネーフォワード・freeeいずれも対応しています。 銀行口座やクレジットカードをソフトに登録すれば、明細情報を自動取得できます。 いずれも2,000以上の金融機関に対応しており、対応できる金融機関は不定期に増加傾向にあります。 メガバンクや大手地方銀行、メインのクレジットカード等には対応しているので、 よっぽど一般的ではない金融機関を使用していない限り問題ありません。
どちらも年払いの場合、月額に換算した金額が安くなります。
マネーフォワード、freeeで口座同期に対応している銀行の例
三菱東京UFJ銀行 / 三井住友銀行 / みずほ銀行 / ゆうちょ銀行 / 楽天銀行 / ジャパンネット銀行 / 住信SBIネット銀行 / りそな銀行 / シティバンク / 新生銀行 / スルガ銀行 / セブン銀行 / ソニー銀行等
これとは別にも、複数の金融機関に対応しています。
対象の「連携サービス」を活用している場合は、会計ソフトとコラボレーションすることで会計処理を合理化できます。 マネーフォワードはインターネットビジネスと関連するフリーランスに親和性の高いラインナップなのです。freeeはSuicaなどといった交通機関サービスと連携できるのが固有のものです。
両方のソフトには、最新のクラウド型会計ソフトとして同一のユーザビリティの高い項目もあります。 アップデート無料、Windows・MacなどといったOSに対応、パソコン・スマートフォン・タブレット端末などで利用できる、会計情報を感覚的に認識できるレポート機能だったり、その他のインストール型会計ソフトには見られない効率的な機能がたくさんあります。
そして共通して注目を集めるのは、取引入力と帳簿・レポート反映の簡潔な構成です。 とにかく理解しやすく、使い勝手が良いデザインです。 これまでの会計ソフトみたいに、メニューやボタンが数多くあってどんなところに何を入力すればよいのか分からないということがありません。 簿記初心者でも、スタートした当日から使用OKな設計になっています。
それから後は操作感や画面推移など、現実の上で使ってユーザーインターフェースを比べてみてください。 会計ソフトは利用後の乗り換えが面倒なので、導入前に利用してみて確認するのをおすすめいたします。